鴨鍋スタイル

家で鴨鍋

鴨鍋に入れる具材

鴨の滋味を最大限引き出すためには、鴨鍋に入れる具材の種類は極力少なくして、シンプルに味わうのがいいと思っています。

絶対に欠かせないと思う具材:

  • 九条葱系の葱
    「鴨が葱をしょってくる」というクリシェがあるくらい、古来より鴨と葱の相性は蜜月とされています。特に、青い部分を中心に味わう九条葱との相性がいいようです。幸いにして義理の祖父が畑を趣味としていて、ちょくちょく極上の九条葱を送ってくれるので大変重宝しています。
  • ごぼう
    土っぽい感じが鴨の濃い風味によく合います。泥付きのごぼうを近所で買ってきて、ピーラーを使って薄いささがきにしてたっぷり入れています。ピーラーを使うとささがきが捗ります。
  • せり
    香草ならではのクセがあり好き嫌いの分かれるところではありますが、鴨の旨味を引き立たせる名脇役だと思います。特に、香りの強い根っこの部分がよく合います。水菜も鴨鍋の定番ですが、せりの方が好ましい化学反応を起こしてくれる気がします。

好みによってNice to haveな具材:

  • 豆腐
    焼き豆腐が定番とされていますが、豆腐ならなんでもいいと思います。鴨の旨味たっぷりの出汁をよく吸うので、鴨鍋に最適の具材のひとつと言えます。ただしお腹にたまるので、締めの蕎麦を存分に愉しみたい場合はセーブするのも一手です。
  • きのこ類
    相性はいいので、気分次第で入れてもいいと思います。個人的にはまいたけを好みます。きのこ特有の風味が加わるので、純粋に鴨を味わうのか、複合的な味わいを志向するのかにによって、入れたり入れなかったりシチュエーションによって変えればいいと思います。


ところで、前回のエントリーで鴨肉の入手方法について書きましたが、近場で扱っていない場合は楽天で買うのもいいかもしれません。鴨の専門店というのもあるようです。