錦小路かね松の切り干し大根

京の台所、つまり日本で最も洗練されたフードストリートである錦市場に、かね松老舗という京野菜専門の八百屋さんがあります。

そこで買える切り干し大根は圧倒的に太く歯ごたえがあり、丸一日かけて戻すと小指くらいの太さにまでなります。ふつうの切り干し大根の煮物と同じレシピで、油揚げ、にんじんと一緒に炊けば最高に美味です。

姫野作の雪平鍋

ゴールデンウィークに大阪と京都に行ってきました。まず大阪で入手したのが、ずっと欲しかった姫野作の雪平鍋です。信じられないくらい美しく、キラキラと光り輝いています。

日本最高峰の匠である姫野寿一氏による手打ちの工芸品で、サイズは使いやすい6寸（18cm）。板厚が3mmもあって心地よい重みがありますが、アルミなので基本的には軽快そのものです。熱伝導にも優れ、普段使いのユーティリティプレイヤーとして大活躍してくれそうです。

こんなふうにアルミを叩いて叩いて作られているそうです。

【川端滝三郎商店】「姫野作.」本手打ちの雪平鍋 - YouTube

姫野作の雪平鍋は売っている店が少ないのですが、大阪の一部の百貨店のほか、東京では合羽橋の釜浅商店でも買えます。ただし釜浅商店のはダブルネームになっていて釜浅のマークが刻印されているのと、取っ手の仕様が若干異なるようです（このへんは好みですね）。また、姫野氏の鍋工房から直接取り寄せることもできるみたいです。

姫野作以外では、京都の三十三間堂近くにあるWESTSIDE33の寺地茂氏の作品（茂作）もよさそうな感じです。鎚目から受ける印象はだいぶ異なり、それぞれの職人の個性がよく現れています。

鍋工房　姫野作　アルミ雪平鍋六寸　18cm　片口 価格：8,208円（税込、送料別）

WEST SIDE 33　行平鍋　18cm　（雪平鍋・有次・日本製・アルミ） fs04gm 価格：7,884円（税込、送料別）

ほぼ完璧な中華のレシピブック

久しぶりに拙ブログ、鴨鍋スタイルのことを思い出しました。日本で唯一の鴨鍋専門ブログです。さて、今日はたまたま立ち寄った本屋でいいレシピ本を見つけたので、9ヶ月ちょっとぶりに更新してみます。

中華のレシピはウー・ウェンの本なども素晴らしいですが、家で日常的に食べたいような何度もくり返し作りたくなるメニューという観点では、この一冊があれば十分なのではないでしょうか。まさに現代家庭中華のマスターピース。極めてまっとうかつシンプルで、本の通りに忠実に作りさえすれば成功は約束されているように思えます。

陳家のシグネチャー料理としてあまりに有名な麻婆豆腐や、青椒肉絲、八宝菜といった定番料理はもちろんのこと、シンガポールチキンライス（海南鶏飯）や四川っぽいちょっと珍しいメニューまでカバーされていて、とても重宝しそうです。 

赤坂 四川飯店 陳建太郎の我が家のレシピ ~陳家に代々伝わる秘密のワザ~

夏のスパイスカレー

以前のエントリーで水野仁輔氏のマスターピースといえるスパイスカレーの本を紹介しましたが、いつの間にかその続編が出ていました。表紙が酷似していたので全然気づきませんでした。

暑い夏と鮮烈なスパイスの組み合わせは最高です。レシピよりも少しトマトとカイエンペッパーの分量を多めにしてポークカレーをつくってみました。

この本のいいところは、手順と火加減がものすごく細かく写真入りで解説されていることと、基本的な3、4種類程度のスパイス（クミン、ターメリック、カイエンペッパー、コリアンダー）の組み合わせとプロセスをいったん覚えてしまえば、いろんな具材でいくらでも応用が効くことです。

もっとおいしい! はじめてのスパイスカレー -3スパイス&3ステップで作る-

3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー

夏のそばサラダ

いつの間にか夏がやってきました。そばサラダの季節です。

レシピはこちら：

おそばの上にちぎったレタスと好きな野菜（大根、にんじん、キャベツとか）を千切りにしたのをのせて、好みで芽かぶとかちりめんじゃこぶっこんで、すりごまふりかけて好きなドレッシングorめんつゆをかけて混ぜまぜして頂くのをそばサラダと呼んでおります。私はお酢もかけます。

— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) December 24, 2010

拙宅ではポン酢をかけるのが好きで、チョーコーのかけぽん、旭ポンズ、鎌田醤油のポン酢醤油などを適当にブレンドして使います。お好みでどうぞ。

蕎麦については以前、「妻有そば: 最強の乾麺」というタイトルのエントリーで詳しくご紹介しましたので、よかったら見てみてください。

チョーコー ゆず醤油かけぽん 400ml 瓶

旭ポンズ 360ml

鎌田醤油　ぽん酢醤油　（柚子、すだち果汁入り） 200ml 【讃岐直送品】