鶏の手羽元で肉骨茶
先週は出張でシンガポールに行ってきました。シンガポール料理で外せないのは、やはりチキンライス、チリクラブ、そして肉骨茶(以下バクテー)ですね。現地のスーパーでバクテーの素を買ってきましたので、早速作ってみます。
左が、今回買ったバクテーの素。半角のカタカナでシソガポール スタイルと書いてあるのがおしゃれです。中には、紙のだしパックのようなものが入っています。お湯を沸かし、これと骨付き肉1kgとにんにくを煮込むだけで美味しいバクテーになります。
バクテーといえば豚のスペアリブが定番ですが、鶏肉でもいけます。だいたい1kgくらいの手羽元。
小一時間ほど煮込んでいきます。
できあがり。
肉は、現地風に唐辛子スライスを混ぜた醤油をつけて食べてもうまいです。たまたま冷蔵庫に蒲田醤油の「にんにくだし醤油」があったので試してみたら最高でした。
せっかくなので、チキンライスの写真も貼り付けておきます。海南鶏飯についてもそのうちこのブログで書きたいと思います。
有次の包丁
京都の錦小路にある有次は、料理道具フリークにとっては憧れの場所であり、特に包丁については昔から「西の有次、東の正本」と言われるくらい有名です。
有次の包丁は出刃包丁をひとつ持っていたのですが、今回は日々メインで使う包丁を新調したくて、両刃で三徳型の和包丁を入手しました。厚みがある上製なのでずっしりとした重みがありますが、重心のバランスが素晴らしく、力を入れなくても包丁の重みだけでなんでも気持ちよく切れてしまいます。その切れ味は官能的とも言えます。鋼製なのでまあものすごい勢いで錆びますが、きちんとメンテすれば概ね問題ありません。切れ味重視で。
ところで有次は雪平鍋でも有名ですが、若干値が張ります。以前のエントリーで紹介したWESTSIDE33の寺田茂氏はもともと有次の鍋を作られていたそうで、有次と同じくハイクオリティでいくぶんリーズナブルなのでそっちもおすすめです。
姫野作の雪平鍋
ゴールデンウィークに大阪と京都に行ってきました。まず大阪で入手したのが、ずっと欲しかった姫野作の雪平鍋です。信じられないくらい美しく、キラキラと光り輝いています。
日本最高峰の匠である姫野寿一氏による手打ちの工芸品で、サイズは使いやすい6寸(18cm)。板厚が3mmもあって心地よい重みがありますが、アルミなので基本的には軽快そのものです。熱伝導にも優れ、普段使いのユーティリティプレイヤーとして大活躍してくれそうです。
こんなふうにアルミを叩いて叩いて作られているそうです。
【川端滝三郎商店】「姫野作.」本手打ちの雪平鍋 - YouTube
姫野作の雪平鍋は売っている店が少ないのですが、大阪の一部の百貨店のほか、東京では合羽橋の釜浅商店でも買えます。ただし釜浅商店のはダブルネームになっていて釜浅のマークが刻印されているのと、取っ手の仕様が若干異なるようです(このへんは好みですね)。また、姫野氏の鍋工房から直接取り寄せることもできるみたいです。
姫野作以外では、京都の三十三間堂近くにあるWESTSIDE33の寺地茂氏の作品(茂作)もよさそうな感じです。鎚目から受ける印象はだいぶ異なり、それぞれの職人の個性がよく現れています。
鍋工房 姫野作 アルミ雪平鍋六寸 18cm 片口 |
WEST SIDE 33 行平鍋 18cm (雪平鍋・有次・日本製・アルミ) fs04gm |
ほぼ完璧な中華のレシピブック
久しぶりに拙ブログ、鴨鍋スタイルのことを思い出しました。日本で唯一の鴨鍋専門ブログです。さて、今日はたまたま立ち寄った本屋でいいレシピ本を見つけたので、9ヶ月ちょっとぶりに更新してみます。
中華のレシピはウー・ウェンの本なども素晴らしいですが、家で日常的に食べたいような何度もくり返し作りたくなるメニューという観点では、この一冊があれば十分なのではないでしょうか。まさに現代家庭中華のマスターピース。極めてまっとうかつシンプルで、本の通りに忠実に作りさえすれば成功は約束されているように思えます。
陳家のシグネチャー料理としてあまりに有名な麻婆豆腐や、青椒肉絲、八宝菜といった定番料理はもちろんのこと、シンガポールチキンライス(海南鶏飯)や四川っぽいちょっと珍しいメニューまでカバーされていて、とても重宝しそうです。
赤坂 四川飯店 陳建太郎の我が家のレシピ ~陳家に代々伝わる秘密のワザ~
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